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今夜のロードショー

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  このページでは 最近観た 映画を紹介していきます   炎のランナー  ” Chariots of Fire” 1981年 イギリス  主人公は パリオリンピック (1924年)に出場した2 人のイギリスのランナー、 ハロルド・エイブラハムス と エリック・リデル だ。エイブラハムスはケンブリッジ大学出身のユダヤ系イングランド人、リデルはスコットランド人の牧師だ。2人は実在の人物である。  冒頭は、オリンピック選手達が海岸を走るシーンで始まる。泥を跳ね上げながら走る選手達。そこに バンゲリス のテーマ曲がかぶる。カメラは次第にズームアウトし、手前にいた犬が彼らを追いかけていく。印象的なシーンだ。  クライマックスは、オリンピックでの2人の走りだ。 最終的にエイブラハムスは100m走、リデルは400m走に出場することになる。果たして結果は。会場近くで試合結果を待つエイブラハムのコーチ、ムサビーニ。彼は上がった国旗を見て勝敗の結果を知る。感動的なシーンだ。  1981年映画館でこの作品を見た私は、当時大学生。その映像と音楽に圧倒されたのだった。今改めて見ても、やはり素晴らしい映画だ。  この映画の舞台となったパリ五輪からちょうど100年後の今年、オリンピックは再び同地で開催される。  2024.5 スカパー!にて鑑賞     再会長江  武内亮 監督 2024 日本  日本人の監督が中国の 長江 を遡り、その様子をカメラで捉えたドキュメンタリー映画。  上海、南京、赤壁、長江三峡、重慶、瀘沽湖、シャングリラ、チベット高原など、長江源流を目指し各地を巡る旅は、極上のロードムービーだ。その絶景に魅せられる場面も多々あり。  中でも 瀘沽湖の風景は思わず息をのむほどの美しさだ。大空と湖が一体化した光景は、素晴らしいとしか言いようがない。赤壁は三国志の舞台にもなったところ。しばし歴史に思いを馳せる。シャングリラは文字通り桃源郷。かつてヨーロッパの人々が憧れた土地だ。  風景や歴史だけではない。カメラはそこで暮らす人々の生活も追っていく。遊牧民の住居に招待される場面は興味深かった。  そして「再会」である。10年前もこの地を訪れたという武内監督。再会を果たすべく 前回知り合った人々を訪ね歩く。そこにはとても感動的な「再会」があった。  長江の最初の一滴を目指すラストの場面も印象